森永乳業(東京都港区)は新潟大学との共同研究で、ラクトフェリンの歯周病菌抑制作用をヒト試験で初めて確認した。10月20~21日に開催された「第49回秋季日本歯周病学会学術大会」で研究成果を発表した。
同社は新潟大学大学院歯学総合研究科の吉江弘正・教授の研究グループと共同で、乳由来のタンパク質ラクトフェリンに、歯周病患者の歯周ポケット内に存在する歯周病菌「プロボテラ・インターメディア」を抑制する作用があることを示した。
ラクトフェリンは唾液中にも含まれ、今まで口腔内の各種病原菌に対する抗菌活性が試験管内レベルで調べられてきたが、今回は人を対象にした。
試験方法は、新潟大学歯学部倫理委員会の承認のもとに同意が得られた、深さ4~5ミリメートル程度の歯周ポケットを有する軽度慢性歯周炎患者6人を、ラクトフェリン0.3g入りトローチ摂取群とプラセボ摂取群(対照群)に分けて、両群とも1日3回、3ヵ月間トローチを、かまずに口の中で溶かして摂取してもらった。
その結果、3ヵ月目の歯周ポケット内のプラボテラ・インターメディア菌数を比較すると、対照群では5つの歯で増加し1つの歯で減少した。一方、ラクトフェリン摂取群は3つの歯で菌数が減少し、菌数が増加した歯はなかった。その他の被験歯では摂取前から検出限界以下の菌数だった。これにより、歯周ポケット内の菌数が抑制されることが明らかになった。
コメント (1)
ラクトフェリンの重要性は、十分わかりました。
唾液に含まれるラクトフェリンも重要ですね。
ということは、唾液の働きが重要ということもいえますね。
投稿者: 鼻水たれた | 2006年11月04日 09:53
日時: 2006年11月04日 09:53