ライオン歯科衛生研究所は、「肥満と食習慣」との関連性を調査し、小学生の早食いと肥満に相関関係があることを確認した。
調査では、沖縄県八重山地区の小学5年生256人(男子137人、女子119人)に身体測定と食生活に関するアンケート、咀嚼の健康教育を行った。同様の調査を3カ月後に再び実施して、生活習慣が改善されるかどうか調査した。
その結果、身長と体重から算出される肥満度の指標であるローレル指数は、他人と比較して食べるのが「早い」と答えた子供が平均141だったのに対し、「遅い」と答えた子供は平均125と、早食いの子供ほど高いことがわかった。
食事の量についても、「一口の量が多い」と答えた子供のローレル指数は平均139で、「少ない」と答えた子供は平均129に比べて有意な差がみられた。「おやつの回数」や「夜食」などには関連性はみられなかった。
また調査時に、市販のおにぎり100グラムを食べてもらい、その様子をビデオ撮影して「噛む回数」などを測定した。その後、咀嚼の大切さについての教育プログラムを実施し、3カ月後に再び同様の調査を行った。
その結果、プログラム実施前は、おにぎりを噛む回数が平均198回だったのに対し、3カ月後は平均368回になり、170回も噛む回数が増えた。しかし、肥満度に関しては3カ月前と比べて有意な変化がみられなかった。
同研究所はこれらの調査から、小学生においても食べる早さと肥満には深い関係があり、「食べ方」に関する健康教育を行う必要性があるとしている。
江東区 しぶかわ歯科