ちょっとしたお話

<ちょっとしたお“歯話”(おはなし)>

現代は全国各地に歯科医院があり、お口まわりのトラブル対応や歯の治療がすぐに受けられます。

しかし、もし歯科医院の数が少なく、十分に治療や相談が受けられないとなるとでどうでしょうか。

なかなか、しんどいものがありますよね。

今回は、昔の日本人の歯の治療について、ご紹介いたします。
我が国の室町時代末期頃には、幕府医官として口中医なる方が存在していたようです。やがて江戸時代になり、幕府や藩には、お抱えの口歯科、口内科を専業とする医師が誕生し、口、喉、歯の治療を行っていました。

しかし、その治療を受けられたのは上流階級やお金持ちの方のみだったようです。一般の人々の場合は、次のような民間療法を行っていました。

・神仏に祈願する(参拝、奉納、お祓い願掛けなど)

・鍼(はり)、灸(きゅう)を行う。

・生薬などの民間療法を行う

・家伝薬などの漢方医学を用いる

現在にも通じる治療法もありますが、治療と呼べるほどのことではないように見受けられます。

医学の進歩より、多くの人々がきちんとした歯の治療を受けられる現代はとても恵まれています。そういう意味では、日頃から“歯の健康”に感謝するべきかもしれませんね。

<季節のお“歯話”(おはなし)>

この時期、さまざまな行楽行事で出て来る美味しい秋の味覚を楽しく味わうためにも、歯のコンディションは万全にしておきたいですよね。

ついつい、偏食や飲み過ぎに陥りやすい季節ですが、お口のケアはお忘れなく!

さて、今月11月8日は、いい歯の日です。「い(11)は(8)」の語呂合わせで、1993年(平成5年)に日本歯科医師会により制定されました。さらに、遡ること4年前の1989年(平成元年)からは、厚生労働省とともに“80歳になっても自分の歯を20本以上保とう”という「8020運動」も積極的に推進しています。いつまでも若々しく、元気に過ごすためにはバランスのとれた食生活が必須です。そのためには、「健康な歯」を保つことが重要です。

ご自身だけでなく、身内の方などに、お口周りに関するお悩みや疑問などをお持ちの方がいないか、今一度、気にかけてみてはいかがでしょか。

美味しいものをより美味しく、そして楽しい秋を過ごすためにも、自覚的な症状はなくとも、定期的な歯科検診をおススメいたします。

お口の健康は全身の健康につながります、どんな小さなことでも、お口に関すること、健康に関すること、お悩みがある方はお気軽に当医院へご連絡ください。一緒に解決していきましょう。

入れ歯・ブリッジ・インプラント

入れ歯・ブリッジ・インプラント
★もしも歯が抜けてしまったら?
虫歯や歯周病や事故で歯が抜けてしまうと、うまく噛めなくなるなど不自由が出るのはもちろんですが、抜けたままにしておくとかみあわせ噛みあわせがおかしくなることによって、周りの歯がとび出てきたり倒れてしまったりなど、様々な問題が出てきます。しかし、きちんと治療をすれば噛む力が回復します。今回は歯を補うための様々な治療法のメリットとデメリットをご紹介します。
★ブリッジ
ブリッジとは、抜けてしまった歯の両隣りの歯を削って土台を作り、橋渡しをするように人工の歯を入れるものです。自費では美しいジルコニアやセラミックのものを選ぶことができます。
■ブリッジのメリット・見た目が良い・違和感が少ない・保険を利用できる。 ■ブリッジのデメリット・両隣の健康な歯を削る必要がある・汚れがたまりやすい・支台歯に負担がかかる
★入れ歯
入れ歯とは、歯を歯の根ごと失ってしまった場合に、その隙間を埋めるためのものです。部分入れ歯から総入れ歯まであります。自費では、金属床やバネのないタイプのものもお選びいただけます。
■入れ歯のメリット・ブリッジのように歯をたくさん削らなくて済む。・取り外しができる・保険を利用できる。 ■入れ歯のデメリット・違和感がある。・固いものを噛みにくい・あごの骨が痩せて合わなくなると作り直さなければならない
★インプラント
インプラントとは、失ってしまった歯の代わりに人工の歯を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を作る治療法です。とても良い治療ですが、下顎で3カ月、上顎で6か月程度の期間が必要です。
■インプラントのメリット・異物感がない・両隣の健康な歯を削る必要がない・もとの歯と同じように噛める ■インプラントのデメリット・保険を利用できない・手術が必要・時間がかかる
どの治療法の場合も、長持ちさせるためには定期的なメンテナンスや調整が大切です。残っている健康な歯を守るためにも、3~4か月に1度は定期検診を受けるようにしましょう。

~保険の詰め物と自費の詰め物の違い~

詰め物の選択で歯の寿命が決まる!?
~保険の詰め物と自費の詰め物の違い~
★ご存知ですか?保険治療と自費治療の違い
歯科の治療には保険治療と自費治療の2種類があります。
保険治療は、医療保険が適応される治療です。自己負担は医療費の一部の3割または1割です。しかし、使用出来る材料や治療方法などが厳しく決められています。
自費治療とは、自己負担10割の治療です。材料や治療法に制約が少なく、良い材料や治療法を選べるため、治療の質が良くなり、歯が長持ちする可能性があるのです。
★保険の詰め物と自費の詰め物の違い
虫歯の部分を削った後、保険では穴が大きくなければコンポジットレジンという歯科用プラスチックを詰めます。ところが、保険で使用する材料の「硬質レジン」は密度が粗いので、1年もたたないうちに変色してしまいます。変色の原因はむし歯菌や酸の浸透です。この結果、2~3年で詰め物の下に二次的なむし歯ができてしまいます。そしてまたむし歯になった部分を削りますが、今度は穴が大きくなるので金銀パラジウムという金属の詰め物になります。ところが、固すぎるほか、熱いものや冷たいものを食べると熱で変形したり、固いものを噛むと天然歯のほうは歪みますが金属は歪まないので、次第に歯と詰め物との接着がはがれてくるのです。そしてその隙間から酸や虫歯菌が入り、また虫歯ができてしまうのです。今度は神経を取らなければならなくなります。保険では、神経をとった根管に金属の土台を立て、金属や金属にプラスチックを貼りつけた冠を被せます。しかし、また5年程度で冠の下や根管のなかがむし歯になります。やがて歯根が折れ、最終的には抜歯になってしまうのです。このように、保険治療は1本の歯に何度も何度も治療を繰り返すことによって、大体15年で歯を抜かなければならなくなる可能性がある治療なのです。
ここで、もし最初の詰め物を自費治療の極超微粒子のセラミックを含んだものや、セラミックの詰め物にすれば、むし歯菌や酸の浸透を遅らせることができます。歯とほぼ同じ固さなので、接着もはがれにくく、詰め物の下にむし歯ができるまでの時間を稼ぐことができるのです。次の治療も、歯と同じ固さのセラミックや、ファイバーコアという歯とぴったり接着できる土台を使用すると、結果的に保険治療よりも歯を長持ちさせることができます。もちろん色も白くてきれいなので、自然の歯と分からないような治療ができます。
★患者さまに満足のいく治療を受けていただくために
保険治療は、虫歯や歯周病によって損なわれた歯の機能を補うことが目的です。しかし、口は食べるだけでなく、笑顔など表情を表現する大切な器官でもあります。白くてきれいな歯で笑えれば、笑顔や表情に自信をもてます。自費治療は、治療費がかかりますが、美しく歯を長持ちさせられる優れた治療方法が選べます。治療の際にはきちんとご説明するよう心がけておりますが、ご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。
しぶかわ歯科クリニック

11月3日は文化の日

11月3日は文化の日、芸術の秋です。ところで皆さんは、モーツァルトの音楽には不思議な力があるというのはご存知ですか?モーツァルトの音楽には癒しの効果があり、不安なときに聴くと元気になったり、治療中に聴くと安心してリラックスができるそうです。
そんな癒しの音楽を描いたモーツァルトは、晩年歯の痛みに大変悩まされており、「朽ちて冷える一本の歯」という変な題名の曲を描きました。歯痛に悩まされていた作曲家はモーツァルトだけでなく、シューマンも、「歯の痛み」という曲を描いています(笑)。この時代には一度虫歯になると、抜歯するしか方法はありませんでした。曲にしてしまうほど痛くてしょうがなかったのでしょうね。けれど今は虫歯予防の時代です!虫歯ができてから来院するのではなく、できる前に定期的に検診を受け、いつまでも健康な歯でいましょうね。さて、変な題名の曲はまだまだ沢山あります!ブラームス『日焼けした若者が踊りに行く』(今も昔もあまり変わっていないのでしょうか?笑)ハイドン『結婚すれば自由がなくなるとはよくぞ言った』(ハイドンは恐妻家だったのでしょうか…?)変な題名によって、なんとなく大作曲家の人となりが感じられる気がしますね