まもなく9月

9月になります。まだまだ日中は暑いですが、夕方には時折さわやかな風が吹き、秋が来たのだなと感じます。さて、9月15日(月・祝)は敬老の日です。いつもお世話になっているおじいちゃんやおばあちゃんへ、日ごろの感謝の気持ちを伝えましょう!
ところで、高齢者の必需品である入れ歯は、どれくらい昔から使われていると思いますか?
世界で一番古い入れ歯は日本で発見されています。なんとヨーロッパよりも200年も早く、16世紀半ばには「噛める総入れ歯」が実用化していたのです。最古の入れ歯は木床義歯で、持ち主は、天文7年(1538年)4月20日に74歳で亡くなった和歌山市の願成寺、仏姫(がんじょうじ:ほとけひめ:本名、中岡テイ)という尼僧です。女性用の入れ歯なので、丁寧にもお歯黒が施されていました。こうした入れ歯は木製で、最初は仏師の片手間として作られていましたが、後に「入れ歯師」と呼ばれる専門職業として定着したのだそうです。昔から日本の職人は手が器用だったのですね!今の入れ歯は進化し、様々な高性能入れ歯があります。保険は適用されませんが、バネがなく人から気づかれにくい入れ歯や、薄い金属床でぴったり上顎に密着し食べ物の温度が分かる入れ歯など種類豊富です。敬老の日に入れ歯のプレゼントはいかがでしょうか?

熱中症ってなに?

熱中症ってなに?
人は一般的に一日2.5リットルの水分を尿や汗などで体から排出します。体の中には一定量のナトリウムを含んだ血液が循環していますが、一度に大量の汗をかくと血液中のナトリウムが薄くなり、これ以上濃度が低くならないよう水が飲みたくなくなります。この状態になると汗が止まってしまい、やがて体温が40度を超えて死に至る危険な状態になります。これが熱中症です。
★スポーツドリンクは本当に体にいいの?
スポーツドリンクは、大量の汗によって失われた水やミネラルを補給するための飲料です。甘みが少ないものが多いので気づきにくいのですが、実は大量の糖分が含まれています。スティックシュガー4本以上、炭酸が含まれているものは、スティックシュガー8本分もの量が含まれているものがあります。さらに、スポーツドリンクにはクエン酸やアミノ酸などの酸が含まれています。これが問題です。酸には歯のエナメル質を溶かす働きがあるからです。つまり、スポーツドリンクを飲みすぎると、糖尿病のリスクが増えたり、歯が溶ける酸蝕歯(さんしょくし)になることがあるのです。
★酸蝕歯(さんしょくし)とは?予防法は?
酸蝕歯とは、飲食物の酸によって歯が溶けてしまった状態の歯を言います。進行すると、歯がまだらに着色したり、知覚過敏や虫歯のような症状を引き起こしたりします。重症化すると、歯にひびが入ったり、クレーターのような穴があいてしまうこともあります。
酸蝕歯を予防するためには、スポーツドリンクを飲むときに、ちびちびと長時間飲み続けるのは避けましょう。また、喉が渇く前に回数をわけて摂取し、飲みすぎない工夫をしましょう。さらに飲んだ後は、水でうがいをしてお口の中の酸を洗い流すことを心がけましょう。
ところで、熱中症対策の飲み物にはスポーツドリンクよりも経口補水液の方が優れています。経口補水液は、体内で失われた水と電解質(ナトリウム、カリウムなど)を素早く補給できるように工夫した飲料で、ご家庭で簡単に作ることができます。ぜひ試してみてください。
★経口補水液の作り方★
水1リットル、塩3グラム(小さじ2分の1)、砂糖40グラム(大さじ4と2分の1)をよくかき混ぜて完成!酸が入っていないので安心です。水筒にいれて持っていきましょう。
ところで、子供さまやご自分の歯が、なんとなく着色していたら…、知覚過敏が起きていたら…、できるだけ早くご来院ください。先生に診断してもらい、処置をしてもらいましょう。