床矯正

 
◆ 床装(取り外し式) 名称◆
拡大床

取り外し式の装置を床装置(しょうそうち)、プラスチックの部分を床(しょう)と呼びます。入れ歯のことを1床(しょう)、2床と数えることに由来しています。

前歯の外側にくるワイヤーを唇側線(しんそくせん)、歯にかかっているワイヤーをクラスプといい、装置を拡げるためのネジが床装置についています。装置が壊れたことを電話で伝える時などは、これらの名称を知っておくと、その状態を正しく伝えることができますので、この写真を見ながらお話しするとよいでしょう。

後方移動装置 閉鎖型装置
後方移動装置 閉鎖型装置
 
◆ 床矯正 Q&A ◆
◆装置の取り扱いについて
Q1.装置はいつ着けるの?
Q2ネジはどのくらいのペースで巻くの?
Q3.装置のお手入れは?
Q4装置のつけ外しの注意点は?
Q5.装置を失くさないように注意することは?
Q6病気の時も装置はつけるの?
Q7スポーツをする時も装置はつけるの?
 
◆痛みがある場合
Q1床があたって痛い、口内炎ができた。
Q2ワイヤー(クラスプ・唇側線)があたって痛い、口内炎ができた。
 
◆装置が壊れた・失くしてしまった場合
Q1.床が割れてしまった。
Q2.クラスプが切れてしまった。
Q3床装置を失くしてしまった。
 
◆その他
Q1歯茎が腫れている。
Q2乳歯が抜けていないのに永久歯が萌えてきている。
Q3変なところから歯が萌えてきた。
Q4ゴムをかけた歯がよりすぎている。
Q5削った乳歯がしみる。
 
◆ Q&A 装置の取り扱いについて ◆
Q1.装置はいつ着けるの?

A1.食事、歯磨き、英語・国語・音楽などの発音障害を生じる場合は外します。
それ以外はできるだけ装着します。小学校低学年の子供や、どうしても学校につけていきたくない子供は、家に帰ったらすぐに装着しましょう。

綺麗な歯並びにするためには、寝ている時間を含めて12~14時間以上の装着が必要です。中学生以上の人は学校でも装着しないと、この時間を満たすことは困難です。

Q2.ネジはどのくらいのペースで巻くの?

A2.床装置には平行に拡がるタイプと、扇状に広がるタイプの2つがあります。

並行タイプは1日45度(半分)を1週間に2回巻きます。
ファンタイプは1日30度(1/3)を1週間に3回巻きます。

▼並行タイプ
一番端から真中まで回すと45度巻いたことになります。これが1回分です。

床矯正 並行タイプ① 床矯正 並行タイプ②

▼ファンタイプ
一番端から約1/3まで回すと30度巻いたことになります。これが1回分です。

床矯正 ファンタイプ① 床矯正 ファンタイプ②

通常はこのペースで巻いていきますが、上顎の平行タイプや歯のみを動かすタイプの装置は、1ヵ月後から毎日巻くこともできます。

※ケースによってネジの巻くペースが異なる場合がありますので、担当の先生の指示に従うようにしてください。

Q3.装置のお手入れは?

A3.歯磨きをする時に床装置も歯ブラシを使って綺麗にしましょう。

歯磨き剤や食器洗いの洗剤を使用して下さい。臭いが気なる場合は洗浄剤を使用しましょう。
Q4.装置のつけ外しの注意点は?

A4.奥のワイヤー(クラスプ)に両手の指をかけて装置を外しましょう。

片手で外すとワイヤー(クラスプ)が折れてしまいます。前歯のワイヤーに指をかけて外すと、変形したり壊れる原因になります。

床矯正 つけ外し良い例 床矯正 つけ外し悪い例 床矯正 つけ外し悪い例
良い例 ○ 悪い例 × 悪い例 ×

はめた後は床の部分をしっかり指で押して、入っているか確かめましょう!
装置が外れやすくなったら調整しますので、必ず来院の予約をしましょう。

はまっているか確認 はまっているか確認
Q5.装置を失くさないように注意することは?

A5.はずしたら必ずケースに入れるように習慣付けましょう。

ケースの無いところまでは装置を外さないようにしましょう。ティッシュなどに包んでおくと、ゴミと間違えられて捨てられてしまうことがありますので注意しましょう。

使用後はケースにしまいましょう。 ティッシュには包まないようにしましょう。
Q6.病気の時も装置はつけるの?

A6.体調が悪くて、装着するのがつらい時は外しておきましょう。
一日つけていなければ90度を1回、2日なら90度を2回というように、入れていなかっ日数だけ、90度巻き戻してください。

それでも合わない場合は医院で合わせますので来院して下さい。装置を合わせたら、その次の日から毎日90度ずつ、巻き戻した回数分だけ巻きましょう。その後は元のペースで巻いていきましょう。

Q7.スポーツをする時も装置はつけるの?

A7.マウスピースのように歯を守る役目をしますので、差し支えなければつけましょう。
 
◆ Q&A 痛みがある場合 ◆
Q1.床があたって痛い、口内炎ができた。

A1.痛みは我慢しないでください。
口内炎ではなくあたってできた傷のことが多いようです。床の部分を削ればすぐ治ることがほとんどですので、ご連絡の上、早めにご来院ください。無理して装置は入れないでください。
Q2.ワイヤー(クラスプ・唇側線)があたって痛い、口内炎ができた。

A2.痛みは我慢しないでください。

口内炎ではなくあたってできた傷のことが多いようです。床の部分を削ればすぐ治ることがほとんどですので、ご連絡の上、早めにご来院ください。無理して装置は入れないでください。
 
◆ Q&A 装置が壊れた・失くしてしまった場合 ◆
Q1.床が割れてしまった。

A1.修理致しますので、装置を作ったときにお渡しした模型を持って来院してください。
プレートが割れて痛みがある場合は外しておいて下さい。つけたままでも問題がなければいつも通り装着しておいて下さい。

床装置が壊れてしまったら
Q2.クラスプが切れてしまった。

A2.修理しますので、プレートを作ったときにお渡しした模型を持って来院してください。
つけたままでも問題がなければいつも通り装着しておいて下さい。

床装置が壊れてしまったら 床装置が壊れてしまったら
Q3.床装置を失くしてしまった。

A3.必要に応じて再製作しますので、できるだけ早く来院して下さい。

床装置をつけない時間が長く続くと後戻りしてしまいます。
 
◆ Q&A その他 ◆
Q1.歯茎が腫れている。

A1.歯磨きが不十分で、歯肉炎になっている場合と、矯正とは関係なく虫歯などで歯茎が腫れている場合があります。
痛みを伴う場合はご連絡の上、来院して下さい。
Q2.乳歯が抜けていないのに永久歯が萌えてきている。

A2.場合によっては、抜いた方が矯正がうまく進むことがあります
ので、次の予約日までに日数があるようでしたら、ご連絡の上早めに来院して下さい。

歯茎が腫れた 永久歯が萌えてきた
歯茎が腫れた 永久歯が萌えてきた
Q3.変なところから歯が萌えてきた。

A3.唇や舌の力で自然に正しい位置に並ぶ事もありますし、矯正器具の力で歯を移動させる事もあります。
次の予約日までに日数があるようでしたら、ご連絡の上早めに来院して下さい。
Q4.ゴムをかけた歯がよりすぎている。

A4.よりすぎている場合は、ゴムを外すと改善します。

気になる場合は、ご連絡の上来院して下さい。

ゴムをつけている時 ゴムをつけている時 ゴムを外した時
歯がより過ぎてもゴムを外せば戻ります。
Q5.削った乳歯がしみる。

A5.ひどくしみる場合は、削った部分にコーティング処置をします。

それでもしみる場合は抜歯することもあります。ご連絡の上来院して下さい。