子供が前歯をぶつけた! |
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1歳~5歳くらいのお子様の外傷で多いのが「前歯をぶつけた」というトラブルです。 出血を伴う場合は来院される方もいますが、ただ前歯をぶつけただけで、折れたりひびが入ったりしていないようなら歯科医院にはわざわざ来院されないことも多いかと思います。 特に1、2歳の子供は、転んだ時や、何かにぶつかったときに、まだとっさに手が出ないため、どうしても前歯をぶつけてしまうことが多くなります。 このような時に、少し気にしてほしいのが、前歯の神経です。 慢性的に前歯をぶつけていたり、あたりどころが悪いと、歯の神経が死んでしまうことがあります。 神経が死んでしまうと、歯がだんだんとグレーがかって来たり、噛んだ時に違和感が出たりという症状がでることもありますが、お子様の場合ですと気が付きにくいようです。 少し転んだり、ぶつけただけであまり神経質になる必要もありませんが、このような問題もありますので、頻繁に前歯をぶつけてしまっているという場合は気にして様子を見ていただくとよいかと思います。 気がつかずに神経が死んだまま、腐ってしまうと、痛みが出たり、根の先に膿がたまり、後続の永久歯に影響を与える場合もあります。 |