歯列矯正 |
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4月になり桜も満開を迎るころには、新学期や新生活が始まりますね。 何かと人と会う機会が増えてくる時期ですが、みなさんは大きくお口を開けて笑えるでしょうか? 歯並びが気になって人前でにっこりと笑うことができない、今更矯正しても治るわけない、矯正してるのを見られたくない…。 大人の歯になっても歯並びは治せます。また現在の技術では人に気づかれることなく矯正治療が可能です。 新生活開始を期に、あなたも歯並びというコンプレックス解消を目指してみてはいかがでしょうか? ◆矯正の必要性 矯正の目的は出っ歯や八重歯などの見掛けの悪い歯並びを治したいという審美目的が多いようですが、歯並びや咬み合わせが悪いと磨き残しがでやすく、虫歯や歯周病、口臭の原因ともなります。 また体全身の骨格が歪んでしまい、頭痛や肩こり、腰痛など体の全身の健康や発音などの会話能力に害を及ぼすこともあります。 矯正治療は単に見た目を良くするだけでなく、心身全体の健康とも繋がっています。 ◆歯並びが悪くなる原因 ・遺伝 歯の大きさや本数も遺伝します。先天的なもので歯の本数が少ない場合もあります。 ・食べ物 柔らかいものばかり食べていると顎の筋肉の発達が弱ったり、十分に発達せず、歯のバランスや大きさが悪くなってしまいます。 ・悪い癖 小さい頃から指しゃぶりや頬杖、爪噛みなど悪い癖を長期間続けていると出っ歯の原因となります。 ・虫歯 歯の発達時期に虫歯などの病気で乳歯を損失すると、生えてくる歯のバランスが崩れてしまいます。 ・口呼吸 正式な呼吸は鼻呼吸です。口呼吸にりって唇の筋肉が弱り、歯が前に出てしまうことがあります。 口呼吸は歯並びが悪くなるだけでなく、口が乾燥してしまい病原菌への抵抗力も弱ってしまいます。 ◆子供と大人の矯正 子供の矯正は永久歯が生え始める6~7歳頃から、永久歯へと生え変わる9~13歳が最適の時期です。 この時期に指しゃぶりや頬杖、爪噛みなど悪い癖があるお子さんは歯医者さんなどで診てもらいましょう。 悪い癖や骨格のずれなどを放置すると、そのまま成長してしまい顔が歪んだり出っ歯や受け口などが悪化してしまいます。 咬み合わせを治すのに年齢制限はありません。 ただ完全に永久歯に生えかわると、歯の骨や歯周組織に個人差が生じ、様々な歯列矯正の方法にも合う・合わないの問題が出てきたり、子供の歯列矯正に比べ時間がかかります。 場合によっては抜歯や外科的手術が必要になります。中には歯を削ったり差し歯にする治療法もありますが、完全な天然歯は人口では作れないので、時間がかかっても少しずつ動かす方法で矯正をすることをお薦めします。 ◆目立たない矯正治療 ・クリアーブラケット 金属のワイヤーではなく、プラスチック、セラミック素材のブラケットにすることで周囲の歯と色が同調しやすく、矯正装置がかなり目立たなくなります。 ・裏側矯正 歯の裏側に装置を取り付けて矯正を行う治療法です。装置が目立たないのはもちろん、最近の裏側矯正は矯正装置が小さいので、付けていても装置の厚みによる口元の突出感が少ないです。従来の矯正装置に比べて、会話も歯磨きもしやすくなっています。 ・ワイヤーレス矯正 厚さ0.5mm以下の透明なプラスチック製のマウスピースタイプの矯正装置です。 ワイヤーを使用しないため見た目では付けているのがほとんど分からず、痛みもなく取り外しも可能なので、ご自宅で快適に矯正治療ができます。 金属を使っていないので、金属アレルギーをお持ちの方も安心して使用できます。ホワイトニングとの同時進行も可能です。 ◆歯科医師の選び方 矯正は症状によっては1、2年通院しなければならず、担当医との二人三脚が大切です。 長い間付き合える信頼できる歯科医師を見つけましょう。 日本矯正歯科学会の認定以上の資格を持っているとよいでしょう。 一般の歯科医院でも担当医が矯正専門の先生の場合もあるので担当医に聞いてみましょう。 また、患者さんの立場に立って治療に関しての方針・内容を明確にし、治療方法のメリット・デメリットをきちんと説明してくれることも大切です。 |